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The Member オーナー 西山 尚子 根拠のある仕事をしたい。

根拠のある仕事をしたい。

西山 尚子 × 古田 紀久郎

魚蓮坊窯 にて

The Member オーナー
西山 尚子 Naoko Nishiyama
1955年久留米市生まれ。35年目に突入する会員制の老舗クラブ[The Member]のオーナー。ソムリエの資格を有し、美味しいワインと豊富な知識で紳士・淑女たちをもてなす。ワイン、陶芸、三味線、ゴルフと多くの趣味を持つ。
cocomi 発行人
古田 紀久郎 Kikuo Furuta
1975年久留米市生まれ。豚骨ラーメン大好きcocomi発行人。その他に、クリエイティブディレクターとして数多くの広告物に関わる。2ヶ月前にウクレレを始めた。まだ何も弾けないが、いつかウクレレ漫談をやりたい。

歳を重ねるほどに美しく35年続く老舗のママ

ソムリエになるのは難しい。特にここ数年は合格率が20%台まで下がっている。ワインを専門とする職業ならばまだしも、そうでなければ受験を躊躇するところだが、老舗クラブ[The Member]オーナー・西山 尚子氏は、4年前にこの資格試験に合格。今では本職のソムリエ以上にワインを愛してやまないようだ。
「ワインは昔から好きだし、それにお客様が詳しいから私も勉強しなきゃと思って。お客様のことを少しでも理解したいじゃないですか」
以前は化粧品会社で働いていたという西山氏。会社で培った細やかな接客術がアルバイトとして入ったクラブで功を奏し、手応えを感じたことからこの世界へ。
「東京に行って、客単価が一番高いと言われる銀座でも働きました。どんなものかなと思って。でも、結局は同じだなと。場所なんて関係なくて、一生懸命やることに変わりはないと思ったんです」
29歳の時に地元・久留米の文化街で自身のお店をオープン。それから35年もの間、顧客の心をぐっと掴んで離さない。その魅力とは何なのか。
キリッと美しく、華やかなオーラを放ち、また人生の酸いも甘いも噛み分けた彼女に、[The Member]に憧れ続ける男、cocomi発行人・古田がえいやと立ち向かう!

いつも謙虚でありたい

最も高価と言われるロマネコンティの畑の石を見せてもらう

西山私、いろんな所に旅行して、その時必ず石を拾ってくるんです。

古田石?

西山ワイナリーの畑の石をですね。フランスのブルゴーニュとかボルドーとか、イタリア、カリフォルニアのナパも。

古田ふへへへへ~!

西山ブドウ品種も違いますけど、土壌の違いというか、地域で味わいが違ってくるわけですよ。ワイナリーで直接お話も聞いて、それぞれ人が一生懸命造っていることを実感してありがたいなと思うし。

古田こんな土地柄で、こんな人が造ったってわかるんですね。ああ、いいですね、物語がありますよね。一番お好きなのはやっぱりワイン?

西山そうですね、好きですね。あと料理も好きなんですけど、それで料理を盛り付ける器が欲しいな、作ってみたいなと思って陶芸を始めて。

古田家で使われるお皿とかを?

西山そうですね、なかなか気に入ったのができなくて(笑)。料理を作って自分の器に盛り付けて、友達とか知り合いを呼んで、それでみんなでワインを飲んでます。

古田いいな、いいっすね! あと、書もお上手でしたよね、僕、えらい感動した覚えがあるんですけど。

西山ありがとうございます(笑)。

古田すごいな、いろんな趣味や特技を持たれて。教養を深められて。

西山その道の一流と呼ばれる方の教えを受けるのってありがたいじゃないですか。謙虚でありたいなと思うんですよね。なんというか、自然に頭が下がるというか、いろんなものを素直な心で学ばせて頂きたい。

古田そういうところがお客さんを惹き付けるんでしょうね。

西山(笑)。一生懸命いろんなことを勉強せんといかんと思うんですよね。やっぱりほら、お客様を幸せにするっていうのが私の使命だから。

相手を楽しませるために

スペイン バスク地方、サン・セバスティアンにて

西山私たちの仕事って、うたかたみたいな印象があるじゃないですか。だからこう、私はサービス業として根拠のある仕事をやりたいんですよ。そのために、お客様に喜んで頂けるようにベストを尽くそうと。

古田ほんとにサービス業のプロですね。各界の知識豊富な方が来られるから、しっかり話をするために勉強されて。僕、独立した頃に西山さんのお店に連れて行ってもらって、その時思ったのが、ここに堂々と来られる男になろうと。重いドアを開けるとサッと人が来て、「ああ、古田さーん」って言われるような。

西山いえいえ、そんな…ありがとうございます(笑)。おもてなしをするということは、相手のことをよく理解しないといけないし、そのために記録を残しています。スタッフ全員が来店者ノートを。前から知ってるお客様でも常に新鮮な気持ちでおもてなしをしなければと。根拠のある仕事というのはそういうこと。それが相手に対する誠実さでしょ?

古田おっしゃられるようなサービスのお店ってなかなかない。僕もお店にお客さんを連れていった時、自分が頑張らないかんってなる(笑)。

西山私たちって自分が持ってる財産でしか勝負ができないじゃないですか。だから、気持ちのキャパシティも広くないと。あのお客様はいい、このお客様は悪いとか、区別する立場にはないわけですよ。すべてのお客様に喜んで頂くことがお仕事ですから。

古田すごいな~。

西山ほら、最初に決めつけてしまうと、苦手意識というのができてしまうじゃないですか。

古田いや~難しいですよね。

西山苦手意識を持つのは、意識がお客様の方じゃなくて、自分の方に向いているということ。どう思われるんだろうかと消極的になり、気持ちで行動できないでいるだけなんですよ。

古田なるほど。

西山ほとんどの場合、自分のことばかり考えて足踏みしてしまう。自分に意識を向けるより、相手を楽しませたいと思えばいいですよね。

古田自分で自分を疲れさせてしまってるわけですね。

西山自分の幸せを追求し過ぎると不幸になる。少し自分のことは置いといて、お客様一人ひとりに幸せになって頂いて、その次に従業員さんに幸せになってもらって、巡り巡って私も幸せになりたいです(笑)。

オトナのおすすめスポット

魚蓮坊窯
魚蓮坊窯

魚蓮坊窯

電話番号 0942-83-3085
住所 鳥栖市立石町1520
定休日 水曜
駐車場
HP gyorenbou.com/

The Member

The Member
The Member
電話番号 0942-33-5878
住所 久留米市日吉町7-1 第6泉屋ビル4F
営業時間 19:00~翌1:00
定休日 日曜・祝日
駐車場 なし
HP www.themember.jp/