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ジュエリーデザイナー 廣瀬 麻依子 世代を超えて想いを受け継ぐ。

世代を超えて想いを受け継ぐ。

廣瀬 麻依子 × 古田 紀久郎

TAKECO1982 にて

ジュエリーデザイナー
廣瀬 麻依子 Maiko Hirose
1979年東京都生まれ。4歳のとき、久留米市に移り住む。ジュエリーデザイナーである母の元で高校生の頃からデザインを始め、2006年に自身のブランド「under the rose」を立ち上げた。その後、伊でデザインを独学で学ぶ。
cocomi 発行人
古田 紀久郎 Kikuo Furuta
1975年久留米市生まれ。豚骨ラーメン大好きcocomi発行人。その他に、クリエイティブディレクターとして数多くの広告物に関わる。小学校、中学校と造形教室に通い、デザイン力を養った。現在は同じ教室に我が子を通わせている。

流れのままに始めたジュエリーのデザイン

「自分が身に着けるものを自分でデザインするのは普通のことでした。母がそれを作ってきてくれる。贅沢ですよね、今思えば(笑)」
ジュエリーデザイナーの母を持ち、物心ついたときには当たり前のようにジュエリーが日常にあったという廣瀬 麻依子氏。こう説明するとなんだかゴージャスなセレブリティのイメージを持たれるかもしれないが、取材の日、自身がデザインした作品を品よく纏って現れた彼女は、大きな瞳が映えてむしろ可憐な人だった。
25歳で母の店を手伝い始めたときには作品を販売することしか考えていなかったとか。しかし、顧客に母のラグジュアリーなブランドをどう薦めればよいのかわからず、友人に「麻依子は作れないの?」と言われたことから、いつものようにジュエリーのラフを描いてみることに。こうして生まれたのが彼女自身のブランド「under the rose」。貴石と18金を使った遊び心のあるジュエリーをデザインし、現在その作品は有名ファッション誌においてモデルのコーディネートにも多数起用されている。
「うちのジュエリーは寄り添うのではなく、一緒に主張するんです。背中をちょっと押してあげるみたいな」
これだけ着飾っているのに飾り気のない人柄で物腰柔らかな廣瀬氏。だが、明快な話しぶりから窺えたのは仕事に対する確かな自信だった。

しまい込むとくすむ宝石

リフォームの場合、パーツを一度バラしてデザインを考える

古田僕も元々グラフィックデザイナーなんで、すごい興味があるんですけど、宝石のデザインというとどうするんですか?

廣瀬石を買い付けてきて、それに対してデザインすることもありますし、お客様のライフスタイルに合うものを、絵を描いたり、参考になる写真を用意したりして、オーダーメイドで考えることもあります。デザインが古くなって、普段使いしにくいというものを一度バラして、私のデザインで作り直すんですね。

古田じゃあ例えば、祖母が大事にしていたものとか、思い出があるものとかですか?

廣瀬そうですそうです、リフォームですね。デザインを受け継ぐというより想いを受け継ぐという形です。

古田素敵ですね。じゃあしっかりお話を聞いてデザインするみたいな。

廣瀬例えば、代々受け継いできた指輪があるけど、3つの石が付いているから3人の娘に分けたいとか。ケンカにならないように(笑)。

古田なるほど、想いを受け継いで現代風に蘇るんですね。

廣瀬どうしてもですね、ライフスタイルに合わないものってしまい込んでしまうじゃないですか。そうすると不思議なもので、宝石ってちょっとくすんでくるんですよね。やっぱり日々使ってあげた方が輝くので。

古田それは確かに不思議です。

廣瀬受け継いだ石って一種お守りみたいなところがあるので。おばあさまやお母さまが守ってくれるというか。ふと見たときにそういうのを感じて頂ければいいなぁと思って。

古田そういうのありますよねぇ。だって、宝石とか安いものじゃないから、昔のおばあちゃんだったら大事にしてるはずですもん。

廣瀬そうなんですよ。

古田想いがこもったものを、世代を超えて使い続けていくということですよね。古いデザインを今の形に変えることで、いつでも身に着けてほしいと。うちにも何か眠ってるかもしれんからお願いしたいかも。

場所は問わない時代に

「私の内なるコンセプトは“本物で遊ぶ”なんです」と廣瀬氏

古田デザインしてもらえるのはネックレスとか指輪とかですか?

廣瀬男性ならタイピンとかカフスとか、金属で作れるものならなんでも作っちゃいます。指輪だったものをピアスにしたりとかもできますよ。

古田へ~いいですねぇ。そういうデザインのアイデアはどこから、どうやって出てくるものなんですか?

廣瀬えっと、なんでもスイッチになるんですけど、自然の中にいてもそうだし、アンティークの家具とか、現代建築も好きなので、そういうのを見ているときに、これジュエリーにしたら面白いなぁとか。起きてるときはどこかでデザインのことを考えてますね。これはもう癖なので。

古田それでお客さんに提案を。

廣瀬そうですね、今までの作品の写真を見せて好きなタイプを聞いたり、どんな石がいいかを相談したり。色もそうです。緑が好きなら緑の石を揃えてみて、選んでもらうこともあります。遠方だとそれが叶わないので、ラフスケッチを3枚くらい送って、ダメだったらまた描いて。

古田じゃあ注文は全国から来てるんですか?

廣瀬そうですね、東北の方とかもオンラインでお話をします。

古田へ~すごいですね。一流雑誌にも取り上げられて全国区で活躍されてるのに、なんで久留米でお仕事されてるんですか?

廣瀬学生時代は東京にいたんですけど、やっぱり一番長く過ごしたのが久留米なので。久留米って不思議な町じゃないですか。全国的に見ても自営業の人はこれだけ多いし、変わった町だなと思って。受け皿が広いなぁと思ってですね。

古田久留米が好きだから、ここから発信したいと思ってらっしゃる?

廣瀬そうですね。私、一年間イタリアに住んでたんですけど、そのときも日本からネットでオーダーを受けて、日本で職人さんに作ってもらって届けてもらうということをしてたんです。コロナが流行してから発信する場所ってやっぱり問わなかったんだなぁと改めて思って。

古田才能があればどこにいてもちゃんと見つけてもらえるというか。すごいなぁ。ほんとに場所は選ばない時代ですね。

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TAKECO1982
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定休日 月曜
駐車場 近くに有料Pあり

under the rose

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電話 0942-39-9731(完全予約制)
住所 久留米市東町30-19 八田ビル1F
営業時間 予約受付/10:30~16:00
定休日 日曜、祝日
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