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一般社団法人 北部九州河川利用協会 グループ長 中島 重人 筑後川で遊ぼう。

筑後川で遊ぼう。

中島 重人 × 古田 紀久郎

筑後川 にて

一般社団法人 北部九州河川利用協会 グループ長
中島 重人 Shigehito Nakashima
1982年久留米市生まれ。サラリーマンをしていたとき、河川の清掃活動を行う「Good News」を立ち上げる。[北部九州河川利用協会]では、九州北部の河川で活躍するボランティア団体やNPOを支援。双子を含む3児のパパ。
cocomi 発行人
古田 紀久郎 Kikuo Furuta
1975年久留米市生まれ。豚骨ラーメン大好きcocomi発行人。その他に、クリエイティブディレクターとして数多くの広告物に関わる。中学生のとき、近所の川で釣った魚を生焼けで食べてしまい、お腹を壊して入院した。

愛着を抱くようになった川 〝Good News〟を作りたい

「しげちゃんもゴミ拾いをせん?」きっかけは中学生の頃、仲の良い友達に誘われたことだった。まるで興味がなかったものの、中島 重人氏は当時住んでいた太宰府の御笠川で、友達とともにしぶしぶゴミ拾いのボランティア活動を始めた。
大学生になったとき、転機は訪れた。川の中で包丁を使って穴を掘る子どもたちに遭遇。注意しようと川に下りて気がついた。そこが汚れていることに。既に活動を終えていたものの、かつてきれいにしようと努めた川に愛着を感じたという。そこで、ゴミ拾いを行う団体を自分たちの手で結成。卒業時には市議会議員の協力も得て500人を集め、一斉清掃するイベントを成功させた。中島氏は溌剌とした笑みを見せて話す。
「青年海外協力隊とか、ああいう海外での活動に憧れて勉強していたんですけど、家から歩いてすぐの世界にいろんな問題があるんだって気付いて。海外に行って何ができるんだろうって思ったんですよ」
就職してからもこれまでやってきたことを続けたいと、2008年に仲間たちと立ち上げたのが、筑後川でリバークリーン活動を行う「Good News」。現在、参加者は述べ1万人を超え、活動は清掃に留まらず、皆と楽しめるイベントも開催。その名の通り、〝Good News〟に満ちたものへと広がりを見せている。

子どもにとってのゴミ拾い

「Good News」の活動に、多いときには約300人が参加

古田実際、どんなゴミが捨てられてるんですか?

中島季節によるんですけど、春くらいになると、引越しするときにいらなくなったらしいパソコンとか。

古田へ~! 不法投棄?

中島そうですね、ひと気がない所に。で、夏休みになるとバーベキューセットとか。あとは、5月過ぎると雨が降りやすくなるから、水が引いたとき漂着ゴミがすごく多いです。

古田川で遊んだ経験がないと、川を大事にしようとか、そういう気持ちが薄れるんですかね。僕の小さい頃の思い出はやっぱ川ですもんね。近所の兄ちゃんに連れていかれて。兄ちゃんが銛で魚を突くのがかっこよくて、かっこよくて、後ろから子分みたいについていってました(笑)。

中島昔はそうですよね(笑)。

古田「Good News」は清掃が一番の目的なんですか? 川遊びもやってますよね。

中島そうですね、最初は毎月第2土曜にゴミ拾いをするって決めて。それでまあ、どうしていこうかなって思ってたんですけど、子どもを1歳の頃からゴミ拾いに連れて行ってたんです。そしたら、「お子さんとゴミ拾いができるってすごい素敵ですよね」って言われたんです。それ、すごい嬉しかったんですよ。でも、違和感があって。気が付いたのが、自分は川で遊んで川が大好きだったから、この活動をしたいと思ったんですけど、子どもは1歳の頃からゴミが汚いところに連れて行って、それを拾ってゴミ袋に入れるところを見せてるわけですよ。それで、この子は川を好きになるのかなって。

古田なるほど、確かにそうですね。

中島子どもたちにはやっぱ川を好きになってほしいから、エコエコって言ってるけど、〝エコ〟よりも、笑顔の〝ニコ〟じゃないかなって。それで、だんだん川遊びを取り入れるようになったんですね。

良い思い出で愛される川に

「筑後川の真ん中から見える景色が最高なんです」と中島氏

古田ああ、いいですねぇ。どんなことをするようになったんですか?。

中島「今日は釣りができるよー」って言ったら、釣竿1本に対して30人くらい並んだり(笑)。これなら、なんかいろいろやったら喜ばれるんじゃないかなぁって思って、ちっちゃい子には黒板にひたすら落書きをさせたりですね。あと、すぐそこを流れてる支流の高良川でカヤックに乗せて、僕が引っ張るんです。高良川は浅いんですよね。膝までくらいしかなくて。それに水がきれいなんですよ。川遊びするにはちょうど良い環境だと思います。

古田そうなんですか。

中島ザリガニもいますし、モクズガニとかも。去年調査したときは、アユの稚魚もいましたね。

古田いろいろいるんですねぇ。

中島そうやってこの辺りで遊んでると、「筑後川に初めてきた」って子どもが言うんですよ。「どの辺に住んでるの?」って言うと、「そこ」って言うんですよ(笑)。

古田へぇ(笑)。

中島で、「なんで初めて?」って言ったら、「お母さんに行くなって言われるから」って。で、「なんで?」って言ったら「危ない」って。「なんで危ないのかな?」って言ったら、「わかんない」って

古田そうなんですよね、昔やったらスマホとかもないけん、集まったら川に行ってましたけど。時代背景もあるやろうけど、なんかねぇ。

中島それが寂しいですよね。

古田今後はどうされたいですか?

中島そうですね、筑後川を日本一愛される川にしたいですね。自分たちがどうこうというよりは、子どもたちに川を好きになってもらって、オトナになって久留米に帰ってきたりしたときに、「ああ、やっぱり大事にしたいな」って思ってもらえるといいなって。1人の100歩より100人の1歩という言い方をしてるんですけど、ほんと地道にやっていくしかないですよね。

古田今、SNSとかも便利ですけんねぇ。それで拡散して、川を愛する人が増えたらいいですねぇ。

中島なんかこう、久留米の人たちは夏になったら海に行くんじゃなくて川に行くって、そんなふうになれたらいいですね。

古田今日取材が終わったら、川に遊びに行きます(笑)。

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筑後川(高良川河口付近)

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