人生の先輩にお話を聞きに行きます! オトナ空間

タレント 岡澤 アキラ ひたすら実直に、まっすぐに。

ひたすら実直に、まっすぐに。

タレント
岡澤 アキラ Akira Okazawa
1993年太宰府市生まれ。TNC「ももち浜ストア」「うどんMAPサタデー」、tys「ちぐまや家族plus」(不定期)、ラジオFM福岡「DIG!!!!!!!!FUKUOKA」等にレギュラー出演中。小学生の頃からハムスター一筋。

岡澤アキラオフィシャルサイトakiraokazawa.com/

「うどんMAP」リポーター
ブレイク前夜

ああ、もうこれに人生を懸けるしかない――。先の見えない業界で、TNCの新人リポーター募集を見つけたとき、彼はそう思ったという。
女手一つで育ててくれた母を助けたいと、岡澤 アキラ氏は就職率100%の工業高校に進学。熱中することがないまま過ごしていたある日、担任の教師に「身長が高いからモデルをやったらどうか」と勧められる。
「人前で何かをするなんて苦手だったのでまさかと思ったんですけど、先生が何度もおっしゃるので(笑)。オーディションを受けて落ちたことを報告できればと思ったんです」
定期券内でお金がかからず通える場所にあるモデル事務所のオーディションを受けると、思いがけず合格。高1で芸能活動をスタートさせると、想定より報酬をもらえたのだった。
「とても嬉しくて。身長を生かせるなら、この仕事を頑張ろうと思いました。まったく知らない世界が新鮮で楽しくて、もっと深く学びたいと」
しかし、その道は決して容易くはなかった。なかなか仕事が入らず悩んだ彼は、事務所の事務作業を手伝うことから始める。所属タレントの宣伝資料の製作やプロフィール写真の撮影、テレビ局・映像制作会社への飛び込み営業まで何でもやった。高校を卒業すると東京に進出するが、芽は出ない。純粋無垢に走り続けてきた彼の心は折れかけていた。

厳しい下積みを経て

「目の前にあることを懸命に頑張るだけです」と岡澤氏

岡澤東京では同じ事務所の仲間とライブハウスで音楽活動をしたり、お芝居を作ったり、ダンスもやりました。宿泊代を浮かすために事務所のキッチンスペースを借りて寝たり、日中は工場バイト、夜は自主制作イベントやレッスンをして、母にも心配をかけていたし、食べてもいけないし、「もうしんどい…」と思っていたときに、TNCで新人リポーターを募集していて、これに絶対受かりたいと思ったんです。それで福岡に帰って、福岡中のテレビを見まくって、いろいろ研究して、生きるか死ぬかという想いでオーディションを受けました。受かってから、後日呼び出されて知らされた企画が「うどんMAP」だったんですよ。

必死の覚悟で「うどんMAP」のリポーターになったんですね。あのスープを飲み干すスタイルはどうやって生まれたのでしょうか?

岡澤何も決まっていなかったので、自分で進行していくしかないと。それで新人なのにスープを残すのは良くないなぁと思って、飲み干して完食しましたと、最初にやったのが続いている感じです。僕の持ちギャグみたいになってますけど(笑)。

好感度高いです(笑)。お店の人とはお話をされたりしますか?

岡澤お店の方の経緯だったり、歴史だったり、そういうのを聞くのが好きですね。僕は人見知りするんですが、人のお話を聞くのはすごく好きみたいです。おかげさまで「うどんMAP」も7年目に入りまして、去年1月から一度行ったお店でも違うメニューならOKになったんですよ。そしたら、お店の方と再会して喜んでもらえることも多くなりました。いろんな方との出会いがあって、「うどんMAP」をやっていてほんとに良かったなって思ってます。できる限り長く続けたいですね。

収納王子、爆誕

「ももち浜ストア」のMCに起用されて、4月で4年目ですね。

岡澤本当に自分が大好きだった番組のMCをこうやって続けさせてもらえて嬉しいです。朝の情報番組なんでこう固くなり過ぎず、ながら見で見てもらえるくらいの空気感を作れたらと思ってます。ふと目に入った情報が役に立つといいなぁって。そのためにいつ見られてもいいように、放送時間いっぱい全力で良い情報を伝えるのが僕の役目かなと。でもほんと、スタッフさんがすごいんですよ。1日かけて撮ったものを5分とか10分とかのVTRにしているので。最後にそれをテレビで伝える責任重大な仕事ですから、そこをしっかりやりたいと思ってます。

そんな岡澤さんは、今年でTVデビュー10周年ということですが。

岡澤そうですね。今年で30歳の節目ということもあり、これからより精力的に活動していかなければと思ってます。そのために、僕個人のウェブサイトを今年初めに開設しました。新たな道も模索中なんですけど、僕に何ができるのかなぁと。

じゃあ好きなことは?

岡澤そうですね、今収納にハマってます。ちょっとした隙間を自分で測って、つっぱり棒とかを買ってきて、家の中に収納しやすい空間を作るというのがすごく好きで。休日にそういうことをするのが、今一番幸せな時間になってますね(笑)。

収納王子じゃないですか! ぜひテレビでやってほしいです~。それでは最後に、久留米の印象をお聞きしてもいいですか?

岡澤実は、昨年結婚した僕の妻が久留米出身なんです。だから、そのご縁で久留米の方と関わることも多くて。皆さん、すごいことをしてるのにさりげないですね。久留米って百年企業があったり、医療の町だったり、偉大な人、すごい人がいっぱいいるのに、多くを語らない良さがあるなぁと。普通なら自慢したくなるじゃないですか。でもそれをあえて言わず、黙々と戦っている感じ。僕もそんなオトナになりたいです。

嬉しいですね、ありがとうございます。本当に、TVで見たままの飾らない人柄と好青年ぶりに感銘を受けました。福岡を代表するタレントになられることを期待してます!

私の必需品
スニーカー
憧れのファッションインフルエンサーを真似て、初めてオフィシャルショップに並んで(結局手に入らず、他店の最後の一足を)購入したニューバランスのスニーカー。29cmのビッグサイズ。有田焼きのシューレース・アクセサリーもお気に入り。今では30足ほどをコレクションし、ロケのときに必ず履く一足もあり。

<今回の撮影スポット>

フランス酒場 LE PEU ルプー

フランス酒場 LE PEU
フランス酒場 LE PEU
0942-32-7700
[所] 久留米市東町31-19 古田ビル2F
[営] 18:00~23:00(OS22:30)
[休] 火曜
[P] 近くに有料Pあり