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ひろつおなかクリニック 院長 広津 順 地域医療と最先端医療、ともに提供する。

地域医療と最先端医療、ともに提供する。

広津 順 × 古田 紀久郎

久留米大学 旭町キャンパス 大学本館にて

ひろつおなかクリニック 院長
広津 順 Jun Hirotsu
昭和54年久留米市生まれ。平成15年、久留米大学医学部卒業。聖マリア病院外科、済生会八幡総合病院外科等の勤務を経て、平成21年に[広津外科・消化器外科医院]を継ぎ、現在に至る。30年来のホークスの熱狂的なファン。
cocomi 発行人
古田 紀久郎 Kikuo Furuta
昭和50年久留米市生まれ。豚骨ラーメン大好きcocomi発行人。その他に、クリエイティブディレクターとして数多くの広告物に関わる。40歳のとき、大腸にできたちっちゃいポリープ(良性)を2つとった経験あり。

町のかかりつけ医3代目10年早く継ぐことに

人口10万人あたりの医師の数が全国トップクラスの久留米には、300を超える病院・診療所があるという。その中で昭和33年から3世代に渡ってこの町の人々を温かく見守り続けている小さな病院がある。原古賀町の[ひろつおなかクリニック]だ。
現在の院長・広津 順氏は久留米大学医学部を卒業後、県内各地の総合病院で外科医として研鑽を積んでいたが、勤務医6年目にして実家の病院を継承。2代目だった父親が若くして突然亡くなったからだ。
「開業医としてはちょっと早かったんですよね。今ようやく同年代が開業したり、実家を継いだりしているんで。みんなより10年早くて」
穏やかな語り口で当時を振り返る広津氏だが、その陰には計り知れない苦労があったことだろう。外科医として知識を高め、執刀する技術を磨くことに邁進していた彼が、志半ばで経験の浅いまま実家を継ぐことになったのだから。
現在、町のかかりつけ医として風邪などの日常の病気を診療する傍ら、腹膜や腸の一部がはみ出て太ももの付け根に膨らみができる「そけいヘルニア(脱腸)」も診察。年間100人以上の日帰り手術を行っている。今日に至るまでの経緯を伺いつつ、”医者のまち“ならではの地域医療と最先端医療の両立とはいかなるものかを探った。

外科医のモチベーション

休日は魚釣りへ。みんなで食べて楽しい時間を過ごす
休日は魚釣りへ。みんなで食べて楽しい時間を過ごす

広津弊院は僕の代で3代目。祖父の代からなので、患者さんたちも3世代4世代の方がいらっしゃるんですね。そういうつながりがあるのは本当にありたがいですね。

古田お父様が亡くなられたときは大変だったでしょう。いつ…?

広津ちょうど10年前ですね。ようやくやっといろいろさせてもらうようになって、外科医としてやりがいを感じるようになった矢先でした。町医者になると、何でも屋さんじゃないですけど、ガラッと仕事内容が変わって。どうモチベーションを持っていけばいいのかなと考えたときに、全国的にヘルニアを専門に開業されている先生が増えているということを知って。帰ってきてから3、4年目くらいで始めました。

古田町に密着した医者として頼りにされているという充実感もありつつ、今専門で診ているのがヘルニアというわけなんですね。

広津短期滞在治療というか、日帰りや1泊での治療を行っています。

古田ヘルニアってどういう人に多いんですか?

広津力仕事や立ち仕事の方、あとは便秘や喘息で咳込む方、そして40歳以上の男性に多いですね。全然珍しい病気じゃないんです。もうちょう(虫垂炎)より多いですから。でもあまり知られてなくて。

古田気付かないままの人も?

広津足の付け根がぽこっとなるんですけど、痛いとか違和感があるとかじゃなければ、そのままの方もやっぱりいらっしゃると思いますね。

古田かかりつけ医の先生やけん、自分では思いつかなかったところも診てもらえる。ヘルニアもそうですよね。コミュニケーションができてるから相談できて、早期発見につながるからいいですよね。

広津ひとつの窓口として、なんとなく聞いてもらって。専門じゃなければ、それぞれの先生にお願いすることもできるし。日頃の何気ない診療というんですかね、風邪をみたり、血圧をみたりというのも大事だし、どちらもちゃんとしていきたいなと思っています。

大学の絆が連携につながる

「患者さんの中には小学生の頃から知る人も」と広津氏
「患者さんの中には小学生の頃から知る人も」と広津氏

古田専門的なお医者さんを紹介してもらうこともできるんですね。

広津そうですね、久留米大医学部出身の人はみんな和気あいあいとしていて、横のつながりも縦のつながりも強いんで。

古田石橋正二郎さんがこの久留米大医学部の土地と建物を寄贈されてるんですよね。

広津そうですね。九州医学専門学校として創立されてもう90年。私立ですけど、日本の中でも古い大学です。研究を主軸にというよりは臨床医を育てる校風で。患者さんに親身になれる医者を育てるというか、それはすごく感じますね。それでOBは大学を愛する気持ちが強くて。今もプライベートで飲みに行ったり、旅行に行ったり。ここまで仲がいいのは、他ではなかなかないんじゃないかと。

古田同じ釜の飯を食った仲というんですかね。だから、協力し合えて医療の連携にもつながっている。

広津何かあるときは一致団結しますからね。

古田それで久留米が余計に発展する。医療も充実して住みやすい町につながっているというわけですね。

地道にコツコツと

古田プライベートも忙しそう。

広津そうですね、週末も家でじっとしていることはないですね。家族でよく出かけてます。最近は本格的な釣りに。釣り仲間と船をチャーターして。野球観戦も好きですね。それはもう昔から。

古田ホークスですか。

広津はい。野球シーズンが始まると応援が大変です(笑)。

古田プライベートが充実しているからお仕事もはかどるわけですね。

広津そうですね。病院を大きくとか、そういう欲はあんまりないんですよ。地道にコツコツ、日々の診療をこなしていくことが地域医療への貢献につながると思っています。

古田その中で新しい医療も取り入れていくと。

広津地域医療と最先端の医療、この2本柱を今後もしっかり続けていくということですね。

オトナのおすすめスポット

久留米大学 旭町キャンパス 大学本館
久留米大学 旭町キャンパス 大学本館

久留米大学 旭町キャンパス 大学本館

電話番号 0942-31-7511
住所 久留米市旭町67
駐車場

ひろつおなかクリニック

ひろつおなかクリニック
ひろつおなかクリニック
電話番号 0942-39-2228
住所 久留米市原古賀町27-1
営業時間 9:00~12:30 14:30~18:30 ※木・土曜午後休診
定休日 日曜・祝日
駐車場
HP hirotsugeka.info/